Report

2020/12/23 (火)13:00~17:00 
於:京セラ本社 稲盛ライブラリー

幹事会合、及び京都府・京都市からの地域社会課題のヒアリング会を実施しました。

参加者

企業:堀場製作所、村田製作所、島津製作所、村田機械、京セラ、NISSHA、SCREEN
大学:京都工芸繊維大、京都府立大、京都府立医大、立命館大、京都産業大、同志社大
行政:京都府、京都市

目的

フォーラムの活動の方向性を考えるにあたり、「京都の社会課題」に着目し、アカデミアと企業が保有するアセットを融合・活用する事で新たな解決策を創出できるのでは無いかという視点で、行政が抱える地域の社会課題や取り組みをヒアリングする場を設定しました。

概要

(1)京都市より
  1. 京都市の政策体系について
  2. 医療、介護等の統合データ分析事業
  3. 「歩くまち・京都」に係る課題について
(2)京都府より
  1. 「人生 100年時代」に向けての諸課題
  2. 防災対策関係
  3. スマート農業の現状と課題、目指す姿

京都は古くからの歴史・文化を残し「日本の心」が感じられる観光都市の側面と、伝統の上に革新を重ねてユニークな存在感を示す産業の側面、世界から人が集まり未来を拓く学問のまちという多面的な性質を持っている。一方で住民の高齢化や都市部の交通渋滞と山間部における交通弱者の問題、農業の担い手不足や防災対策など、日本全体に共通する課題は、京都の地でも同様である。

その様な中、京都市においては「健康長寿・笑顔のまち・京都推進プラン」や「歩くまち京都」などの施策を、京都府においては「スマート農林水産業の推進」や「外国人向け防災情報提供」、「スーパーシティ構想」など様々な施策を推進している。

まとめ、今後の進め方

行政からの課題提起は一般論としては知ってはいたものの、具体的な数値や、京都ならではの状況については、企業・大学の参加者は始めて聞くものも多く、新鮮であると同時にその重要性を改めて認識させられるものでした。幾つかのテーマで具体的な提案につながりそうな議論も行われ、有意義な会合となりました。この課題提起を受け、今後、企業・大学から行政への具体的な提案を行って行く事としました。