京都クオリアフォーラム2024年度代表者会議を開催しました
日 時 : 2024年11月14日(木)16:00~17:20
場 所 : ザ・サウザンド京都 千の間
出席者 : 堀場会長をはじめ以下に示す会員の代表者又は代理者が出席
大学会員 <京都工繊大> <京都府立大> <京都産業大> <同志社大><立命館大> <奈良先端大> <奈良女子大>
企業会員 <NISSHA> <SCREEN> <京セラ> <三洋化成工業> <島津製作所> <堀場製作所> <村田機械> <村田製作所>
11月14日(木)16時、ザ・サウザンド京都 千の間に、堀場会長をはじめとする会員代表者や代理者が一堂に会し2024年度代表者会議が開かれました。
議長である堀場会長の開会の挨拶のあと、まず、新たに奈良女子大学がフォーラムに入会したことが報告されました。奈良女子大学の代表者の高田学長から、「本学では修士課程、博士課程の修了者のキャリア支援を企業や他大学と連携して行っているが、今後はさまざまな形で本学が貢献できるよう努めていきたい」と抱負を語られました。
また、フォーラムの幹事を務めていた在間先生が10月1日付で京都産業大学の学長に就任されたことが、堀場会長から紹介されました。
その後、幹事長が進行する議事に移りました。まず、京都大学から入会申し込みがあったことが報告され、会員全員の賛同を得て承認されました。
次に、2024年度中間期の事業報告が資料に沿って担当幹事より報告されました。「テーマ探索事業」では各部会の活動状況や「IVS 2024 KYOTO」のサイドイベントの開催について、「人材育成事業」では「博士キャリアメッセ」や「本音トークの会」といった取り組みによって素晴らしい成果が得られつつあることが報告されました。
ここで幹事長が出席者に対して事業報告に対する意見を募ったところ、京都クオリアフォーラムの代表者会議ではもはや慣例になっている、出席者による本音の発言が飛び交いました。
たとえば、テーマ探索事業に対しては、「モビリティ問題は過疎地に焦点を当て、自治体との連携を視野に入れるべきだ」「障がい者など個々人に寄り添い、最適化されたモビリティの提供が求められる。また、これからの社会がどうあるべきかを視野に入れることで、ブレイクスルーを図れる。」「技術者だけで進めるのではなく、行政との調整などに人文系の人材を活用することも有益だ。」「フォーラムの会員同士だけでなく、スタートアップなどの小企業とも連携を考えるべきでは」といった意見が表明されました。
また、人材育成事業に対しては、インターンシップに焦点があてられ、「インターンシップの議論は、学生にどのような社会経験を積んでほしいかから検討を始めるべき」「長期インターンシップの導入や、企業と大学で研究テーマをマッチングする仕組みを取り入れるべきだ」「学生への給与支給や単位認定も考慮する必要がある。」「テーマ探索事業の活動でインターンシップを募り、アントレプレナーの養成も視野に入れたい。」とさまざまな提案がなされました。
いずれもこれまで取り組んだ事業を拡大し活発にするものであり、フォーラムが目指す京都が抱える課題の解決にさらに一歩踏み込むものです。担当幹事は代表者から飛び出した意見を真剣に受け止め、今後の活動の参考にすることができました。
代表者会議は17時20分に幕を下ろしましたが、堀場会長が強調する「企業と大学が持つ情報をリアルタイムで共有することで急速に変化する時代に柔軟に対応していく重要性」を皆が認識しているためか、その後の懇親会でも本音での意見交換が長く続く活発な会となりました。
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